クレープと言えば、原宿で女の子が食べながら歩くのが定番。
もう、その流行から何十年も経ったのに、
いまだにそのスタイルは変わらないので、
もうブームではなく、定着したお菓子ですね。
日本独自の文化として定着したクレープですが、
そもそもどこのお菓子なのか知らない人も多いのでは?
クレープには原型がある
クレープは、 フランス生まれ ですが、
現在のような焼菓子というものではなく、
パンの代わりとして食べられていたものが
変化して生まれたものです。
歴史的には小麦粉を使った生地を
薄く焼くクレープは、
フランスブルターニュ地方 から生まれた
そば粉を使ったガレットというものが、
元になっていると伝わっています。
日本でも、 米や小麦の栽培 に適さない
痩せた土地でもそば粉は栽培できますが、
ブルターニュもその条件に当てはまります。
小麦が栽培できないので、
その代わりに そば粉の栽培 が盛んになり、
そば粉を使ったものを食べていました。
現在食べられている、クレープのような
甘いお菓子ではなく、
サラダなどを包むためのガレットは、
ブルターニュのガレット が発祥だと考えられます。
歴史的には、ルイ13世の妻となった
アンヌ王妃が、ブルターニュ地方を訪れた際に食べた
ガレット を気に入って、その後広まっていったと
伝わっています。
その後、そば粉から小麦粉を使うようになり、
小麦と水と塩だけで作ったシンプルな生地 から、
卵や牛乳などを加えて、現在のクレープに
近い形に変化してきました。
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クルクル巻くのは日本だけ?
クレープに生クリームやアイスクリーム を乗せて、
クルクルっと巻いて食べるのが、
日本のクレープ の代表的な食べ方です。
でもこの食べ方をするのは、
日本が発祥 で、他の国ではこのようなクレープの
食べ方をすることはほとんどありません。
日本独自の進化をしたのは、
買ってすぐに食べ歩くことができる ように
クルクルと巻いて紙に包んで手渡しすためです。
ソフトクリームなどと同じ ように、
手に持って食べて歩いているがいれば、
広告効果があるからで、巻くこと自体に意味はありません。
クレープの食べ方
レストランやカフェなどで
お皿に盛りつけられたクレープは、
ナイフとフォークを使って切り分け て食べます。
口に入れやすい大きさになるように、
ナイフとフォークで折って口に運ぶと
キレイに食べられますね。
クレープの生地の保存方法
自宅でクレープをキレイに焼くのは、
かなり難しいと思いますが、
ホットプレート を使って焼くことも可能です。
クレープ専用のマシン や、
電子レンジで作る便利なグッズもあるのですが、
すでに焼きあがったクレープが
冷凍食品で販売されているので、
手早く 冷凍クレープ を使ってみるのも便利です。
手作りで焼いて成功したら、
沢山焼いて冷凍保存 することも可能ですが、
くっついてしまうと解凍する時に
破れやすい ので、少し手間でも一枚ずつ
ラップかクッキングペーパーを挟んで
冷凍するようにしましょう。
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