夏椿(ナツツバキ)は、
ツバキ科ナツツバキ属ナツツバキ で、
婆羅樹(シャラノキ)という別名で
呼ばれることもある木です。
日本のある地方によっては、
サルスベリと呼ぶところもありますが、
サルスベリ(百日紅)とは違うもの です。
夏椿(ナツツバキ)の花言葉や
育て方や剪定方法 などご紹介します。
夏椿(ナツツバキ)の花言葉
夏椿の花言葉 は、
「愛らしさ」
「愛らしい人」
「はかない美しさ」
「哀愁」 です。
赤い華やかな花を咲かせる椿よりも、
夏に涼やかな花を咲かせるので、
愛おしさの象徴のような花言葉がならびます。
品の良い夏椿は、
控えめで清楚 な女性を表すような花です。
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夏椿の育て方
夏椿を育てるのは、
ガーデニング初心者には
少し難易度が高い と思われます。
育てるのに適しているのは、
本州、四国、九州 です。
北海道でも、南の地域なら
何とか育てられます。
庭木として人気が高く、
シンボルツリーに夏椿を選ぶ家庭も多いです。
開花の時期は6月~7月 となり、
植えるのに適しているのは
1月~5月、10月~12月ごろ を目安とします。
水は控えめで、土の表面が常に湿ることがないように
水の与え方に注意しますが、
乾燥には弱いので、水が切れないよういします。
植える場所は、半日は日光がよく当たる場所を選びます。
肥料 を与えるのは、2月、8月~9月ごろ です。
育ちをよくさせるためには、
肥料を適度に与えた方がいいでしょう。
2月ごろには、腐葉土や堆肥 を与えます。
この時、穴を掘って与えるようにしましょう。
8月下旬から9月の上旬に与える肥料は
緩効性肥料 を根元に与えます。
普通のツバキは、冬でも葉が落ちませんが、
夏椿は、 冬になると葉が落ちる のが特長です。
夏椿の剪定方法
夏椿は、あまり剪定をこまめに行う必要はなく、
自然なままの姿 を維持した方がイイですが、
あまり枝が密集したり、
樹形を整える必要があれば、
落葉期に剪定する ようにします。
芽が吹いてから剪定すると、
枯れる恐れがあるので、
剪定のタイミング にはご注意ください。
密集した枝を少し間引いて、
風通しを良くする程度にしてください。
夏椿がシンボルツリーに人気のワケ
夏椿をシンボルツリーにすることが多いのは、
仏教の聖樹である婆羅樹(シャラノキ)と
間違えられてきた からです。
現在でも、夏椿の別名として
婆羅樹(シャラノキ) と呼びますが、
本当は別種なのです。
しかし、釈迦の入滅に関わる聖樹として知られるので、
夏椿をシンボルツリーとして植えることが多かったのです。
本当は聖樹とは別の種類だった としても、
夏椿は清楚で美しい花を咲かせるので、
シンボルツリーとして植えても良いのではないでしょうか。
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