秋が近づき、だんだんと日が短くなっていきますね。
「 秋分の日 」が近づいてくることを、
どことなく意識する季節です。
年に2回「 昼と夜の長さが等しくなる日 」があり、
それが「春分の日」と「秋分の日」です。
一般的には 国民の祝日 の日なので、
「わ~い!お休みだ~!」
と思う方も多いと思いますが、
実はこの日、
調べていくとなかなか 興味深い日 なのであります。
<2015年の秋分の日はいつ?>
今年は9月23日 。
なぜ「 今年は 」という前書きがあるかというと、
実は 毎年変わる からなのです。
秋分の日の定義は「9月23日ごろ」
となっており、確実な日が決まっていません。
(詳細は以下「秋分の日の計算」参照)
<秋分の日の意味や由来は?>
もともと古来から、
農耕民族であった日本では、
春分の時期 に「 豊作を祈り 」、
秋分の時期 に「 豊作に感謝する 」という風習がありました。
その後、仏教が発生してくると、
「 秋のお彼岸 」として先祖供養の意味も、重ね持つようになってきました。
昭和23年(1948年)には、先祖供養の日として、
家族そろって先祖の墓参りに行くなど、
「 祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ日 」
として、国民の祝日に制定されました。
秋分(春分)の日から3日前の日を「彼岸入り」、
3日後の日を「彼岸明け」と言って、
その7日間を通して「秋(春)のお彼岸」と言います。
「秋分(春分)の日」は、
その基準になる真ん中の日で、
「 お彼岸のお中日 」と呼ばれます。
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<秋分の日の計算はどうやってするの?>
先に「秋分の日は毎年変わる」と言いましたが、
この日は、毎年2月第一平日に、
国立天文台によって「翌年の秋分(春分)の日が発表される」 、
という、 ちょっと異質な国民の休日 なのです。
官報に決定した日が記載され(歴要項)、
それで正式に日付が決まります。
秋分の日は毎年「9月23日ごろ」。
地球が秋分点を通過する日となっています。
秋分点とは、
地球の赤道の宇宙へ延びる延長線と(天の赤道)、
太陽の軌道が交わるところのことで(黄道) 、
これが秋と春に一度ずつ起こり、
それぞれ「秋分の日」「春分の日」となります。
そしてその日は、
国立天文台が作る「歴象年表」に基づいて閣議で決定される 、
という何とも 不思議な祝日 なのです。
これは「 地球の運行状態 」が常に変動しているためで、
それにのっとった計算式なので、
天文学的なこの 計算式はとても複雑 。
でも、数年先の予定を立てたい、
カレンダーを作るから明確な日にちを知りたい、
という方のために、
簡単計算で予想される「秋分の日」は、
数年先まで一応発表されている。
あくまでも参考 なので、決定ではないそうな。
2015年 9月23日
2016年 9月22日
2017年 9月23日
2018年 9月23日
2019年 9月23日
2020年 9月22日
<秋分の日ってアメリカにもあるの?>
ズバリ!
英語では「 The Autumnal Equinox Day 」。
日本のように祝日ではありませんが、
「昼と夜が同じ長さの日」として認識 されています。
秋の大型連休!
5月の「 ゴールデンウィーク 」と並んで、
近年「 シルバーウィーク 」として定着しつつある秋の大型連休。
祝日法の改定により、「 ハッピーマンデー 」が取り入れられ、
また、敬老の日が9月第三月曜日に移行になったことで、
この大型連休が実現しました。
「敬老の日」をはさみ「彼岸お中日」で終わる秋の大型連休 。
家族そろって祖先のお墓参りに行き、
また日ごろの健康に感謝しつつ、
みんなで秋のレジャーを楽しむのもいいですね♪
敬老の日にはギフトも♪
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