- 2015-9-8
- 季節の行事・イベント, 秋の行事
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「 播州秋祭り 」ってどこだろう? どんなお祭りだろう?
・・・と調べてみたら、とても興味深いことがわかりました。
「播州秋祭り」と一言でいっても、
実はいろいろとある ことがわかったのです。
ここではこの 興味深い「播州秋祭り」についてご紹介したい と思います。
もともと播州地方とは、
兵庫県の南西部、旧播磨国にあたる地域で、
瀬戸内海に面している一帯のこと 言います。
10月に入ると、この一帯各地でいわゆる「秋祭り」が行われ、
それらを 総称して「播州秋祭り」と呼びます 。
その中でも代表的なのが、
姫路の「灘のけんか祭り」。
他にもこの一帯で行われる各お祭りをいくつかご紹介しましょう。
<播州秋祭りの日程>
小芋祭り:荒川神社(姫路市井ノ口437) 10月第3土日
提灯祭り:魚吹八幡神社(姫路市網干区宮内193) 10月21日22日
屋台の台場差し:浜の宮天満宮(姫路市飾磨区須加40) 10月8日9日
屋台の台場練り:恵美酒宮天満神社(姫路市飾磨区恵美酒字五反田14)10月8日9日
灘のけんか祭り:松原八幡神社(姫路市白浜町甲399) 10月14日15日
的形の秋祭り:湊神社(姫路市的形町的形字下坂1249) 10月13日14日
毛獅子の道中舞:大塩天満宮(姫路市大塩町汐咲1-50) 10月14日15日
布団屋台の競演:曽根天満宮(高砂市曽根町2286-1) 10月13日14日
豊富の秋祭り:甲八幡神社(姫路市豊富町豊富1375) 体育の日前の土日
三木・石段祭り:大宮八幡宮(三木市本町2-19-1) 体育の日の前土日
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<播州祭りの主役は屋台>
「 屋台 」といっても、
焼きそばや焼きモロコシを売っている、
露店屋台ではありません 。
氏子各町から繰り出す 山車のこと で、
ダンジリや太鼓台とも呼ばれる、コレがここで言う「屋台」です。
播州秋祭りの主役となるのがこの「屋台」 。
とはいうものの、
同じ県内でもその呼び名はまちまちで
「ヤッサ」「ヤッタイ」「タイコ」などと呼ばれることもあります。
播州秋祭りで見られる屋台は、
太鼓を載せて担ぐ祭礼山車 で、
関西から四国や中国・九州地方に多い形です。
またこの一帯で見られる太鼓台は、
「 布団屋台 」と呼ばれる形態。
「布団」を何枚か重ねた屋根が基本の型で、
地域により布団の段数が違うこともあります。
おもしろいことに、
屋根の形が平らだったり、
また布団の四隅が反り返ったり、
と、屋台の形そのものも地域によって若干異なっているようです。
播州祭りの屋台は、とても豪華です。
その 屋台造りを支えているのがプロの職人たち です。
屋台本体を作る大工 、 木彫刻を彫る彫刻師 、
錺金具を手掛ける錺金具師 、
漆塗り・金箔を担当する塗師 、
その他 屋台衣装に刺しゅうを施す縫師 、
太鼓製作・皮の張替えをする太皷師 などの、
多くの職人たちが一同に会してその 技を結集 します。
そして 「総合芸術品」と称えられる傑作品 が出来上がります。
こうして完成した太鼓台は播州祭りでは【立役者】となり、
この地方独特の文化として、そして人々の誇りとなって息づいています。
入魂式は見逃せない!
豪華絢爛な屋台 を見るには、
やはり「 入魂式 」が見逃せない場面ですね。
それぞれの氏神さまが祀ってある神社で執り行われます。
神事が終わって拝殿前にて差し上げられる屋台は、
威風堂々 としており、刺繍や金箔で飾られた屋台は まばゆいばかり です。
しかし 屋台の練り合わせをする祭りの最中(さなか) では、
数台の屋台が一度に練り合わすことがあります。
そこには、練り子は元より観衆も一気に押し寄せ、
その 雑踏たるや身動きが取れなくなることもあります 。
周囲の屋台の動き、また人並みの流れに注意を払い、
特に お子さんやお年寄りは十分に安全を確保しながら観覧 してください。
子供ははっぴで♪
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