大雪山の紅葉の見ごろ時期はいつ？日本で一番早いのは北海道の旭岳？

暑いアツい夏が過ぎ、
ホッと一息、秋がやってきます。
芸術の秋 ・ スポーツの秋 ・ 食欲の秋 。
気温が穏やかで晴れ晴れとした秋には、
趣味を活かして楽しむ時間も増えてきますね。
その中でも、 家族みんなで楽しめるのが「紅葉」 。

日本の中で、誰よりも先に、
いち早く紅葉が見られる のってどこだと思いますか？
それは、緯度の関係で、冬は長く夏が短い「 北海道 」！
桜前線は、沖縄から北上していきますが、
紅葉前線は、北海道から南下 してきます。

今日はそんな北海道の中でも、
「日本一早い紅葉」が見られる、
大雪山をご紹介しましょう。

＜北海道中部に位置する大雪山！＞

紅葉は、標高が高い山ほど早くはじまります。
北海道の中部に位置する大雪山は、
標高2000メートル級の山々が連なります。
早い山では8月下旬に色づきはじめ、
9月中旬にもなると、見事に美しい紅葉を楽しむことができます。

大雪山は・・・
・旭岳
・黒岳
・緑岳
・赤岳（銀泉台）
・北鎮岳
・白雲岳
・愛別岳
・北海岳
などの山々が連なっているので、
その標高によって、じょじょに紅葉は広がっていきます 。

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＜その中でも一番早い旭岳＞

赤・黄・茶・緑・朱などの様々な色が重なり合い、
何とも言えない「 ニッポンの秋の風景 」を織りなす紅葉。
針葉樹の緑。
広葉樹の黄色や朱色。
大雪山の連峰の中でも、
旭岳がいの一番に、
そんな目も痛くなるような、
鮮やかな紅葉を見せてくれます。

全国的にも秋に入ってきたとは言え、
まだまだ残暑が厳しい本州や南西部にくらべ、
旭岳ロープウェイ姿見駅周辺では、
８月下旬にもなると木々が色づきはじめ、
９月上旬から中旬にかけて最高の見ごろを迎えます。
その後少し時期をずらして、
裾合平周辺・旭岳ロープウェイ山麓駅周辺、
カモ沼ワサビ沼コース、
見晴台辺りは、9月下旬に一番の見ごろとなります。
少しずつ時期をずらしながら、
ナナカマド や ダケカンバ 、
ウラジロナナカマド などの色が変わりはじめ、
足元まで色鮮やかな紅葉の絨毯が敷かれたように変化 していきます。

旭岳にはロープウェイ があるので、
眼下に広がる旭岳山麓の美しい草原を眺めながら、
広範囲で紅葉を楽しむことができるのも、
大きな魅力になっています。

旭岳ロープウェイ：大人2800円・小学生1400円（往復料金）
所要時間は１０分ほどで、１時間に４本ほど。

また温泉宿もあるので、
紅葉トレッキング を十分に楽しんだあとには、
色とりどりの連峰を眺めながら温泉につかる ・・・
なんていう贅沢ができるのも、
旭岳ならではの楽しみ方でしょう。
＊トレッキングコースは人気があり、
2時間ほどでゆっくりじっくり紅葉を楽しみながら一周を周ることができます。

赤岳（銀泉台）や黒岳など も、
旭岳に負けず劣らずの 紅葉を楽しむことができます が、
これらはトレッキングではなく、
本格的な登山になります。
ここを目指す方は、
本格的な登山装備をおススメ します。

日本一早い紅葉へ Let’s Go~!
いの一番に見られる、
大雪山の紅葉をご紹介しましたが、
いかがでしたか？
葉が色づきはじめる8月末から9月末ごろは、
気温もそれほど低くはなりません。
そうは言っても山の気候は変わりがち。
10月初旬には雪が積もることだってあります。
紅葉を見に行くだけと言っても、
平地の紅葉とは違うので、
厚めの上着など 防寒準備は怠らないこと！
いくつかあるトレッキングコースには、
噴火口のあとに溜まった、
雪解け水や雨水でできた沼や池がいくつも点在しています。
その 水面に映りこむ逆さ紅葉もまた風情 がありますよ～♪