熊野速玉大社は、
熊野三山の一部であり、
世界遺産 に登録された
「紀伊山地と霊場と参詣道 」の一部でもあります。
熊野速玉大神と、熊野夫須美大神を主祭神と祀り、
熊野信仰の対象となってきました。
創建された年代もハッキリとわからないほど、
古い歴史のある由緒ある神社です。
熊野速玉大社の宝物
長い歴史の中には、
高貴な身分の貴族の方々が
熊野を参拝に訪れた歴史を物語るように、
熊野速玉大社には、数多くの貴重な宝物が
大切に保存されています。
国宝 に指定されているものなど、
熊野速玉大社の貴重な所蔵品があるのです。
古神像
千年以上も前から伝えられてきた
神像七躯は、一木造の坐像です。
熊野速玉大神像、熊野夫須美大神像、
家津美御子大神像、国常立神 が
国宝に指定されています。
彩絵檜扇
檜の木を薄く加工した板に、
花鳥風月 を描き、
金銀のきらびやかな箔を散ら、
綴った扇は、宮中の儀式などで、
正装する際に手にするものです。
熊野速玉大社では、
扇に宿る神の御霊を拝むための
扇立祭 が7月14日に行われています。
桐唐草蒔絵手箱
蒔絵を施した調度品は
保存状態が良いほど貴重です。
熊野速玉大社に保存されている
蒔絵手箱は、化粧道具を納めるもので、
中世以前に作ったもの としては、
とても保存状態がよく、貴重なものです。
当時の最高の技法で作られたものを
所蔵しています。
玉佩
南北朝の彫金技法 により
とても精巧に作られた玉佩は、
熊野速玉大社の 御神宝 です。
御神木「梛」
熊野速玉大社の境内にある
樹齢千年を超える梛(なぎ)の樹は、
御神木 として大切に守られています。
熊野三山を歩く道中の安全のために、
御神木の梛の葉を懐に忍ばせてお参りする と
ご利益があると伝わっています。
「 ちはやふる 熊野の宮のなぎの葉を
変わらぬ千代のためしにぞ祈る 」と
藤原定家が詠っています。
また、熊野と現在の沖縄になる琉球の時代から、
縁が深いので、沖縄に平和の象徴 として
梛の木の植樹をして、平和を祈る運動が
続けられています。
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御朱印
熊野速玉大社の御朱印帳は
木製と紙製があります。
木製は2,000円
紙製は1,200円 です。
御朱印には300円の初穂料 を納めましょう。
お守り
熊野速玉大社のお守りは、
御神木の梛のご利益のある
「 なぎ守 」が素敵です。
ネックレスタイプや
ネクタイピンタイプもありますので、
身につけてご利益をいただきましょう。
アクセス
和歌山県新宮市新宮1番地
JR特急南紀195分→JR新宮駅
JR新大阪駅から
特急くろしお241分→JR新宮駅
飛行機を利用される場合は、
南紀白浜空港、関西国際空港、
大阪国際空港へ。
最寄り駅の JR新宮駅からは
徒歩15分 ほどになります。
自動車を利用される場合は、
駐車場もあります。
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